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| サケロックのホニャララ
![]() ![]() サケロックの3rdアルバム、『ホニャララ』が良い。 サケロックとは、星野源(ギター)、田中馨(ベース)、伊藤大地(ドラムス)、浜野謙太(トロンボーン)の四人による、様々な音楽的要素と無駄な感覚を多分に含んだストレンジ・インストゥルメンタル・グループのこと。 『若者の「脱ロック」は「サケ・ロック」によって初めて明確に示された」という細野晴臣(言わすもがな、はっぴいえんど/YMOの細野晴臣ですよ)のコメントが書かれたこの新作は、意外や意外、これが彼らの初となる全編インスト作品とのこと。 軽快なドラムとマリンバのフレーズが印象的な「会社員」で幕を開け、 トロンボーンが指揮を執り、全ての楽器で描くアンサンブルがとにかく気持ちの良い「菌」、 ゆるやかな曲調から時たまポストロック的な展開を見せる「ホニャララ」という、 アルバム冒頭3曲の流れがとにかく素晴らしい。 まるでサザエさん一家が、日常の悲喜こもごもをほんの少しのユーモアで笑い飛ばすように、彼らの音楽はお茶の間で繰り広げられる日常会話のようで、とても親近感を覚える。 日曜夜のサザエさんのテレビ放送を観て「もう明日は月曜日か。会社に行きたくないな。」と思うことを「サザエさんシンドローム」という呼び方があるらしい、という話を前に聞いたことがあるが、あの「サザエさん」はそういったネガティヴなエネルギーを伝えたいわけではないはずだ。 きっと誰もが明日を、今日を、昨日を笑い飛ばせるように、「サザエさん」は精一杯すっ転んで皆を笑わせたいだけなのだ。 サケロック/会社員(と「今の私」) サケロック/ホニャララ (海外ドラマ風で面白い!!) 作品を聴き進めるにつれ、昼間の商店街をのんびり散歩しているようなアルバム中盤から、終盤に向けて続く「におい」「灰空(はいから)」「今の私」の3曲は、まるで夕日を背中に感じながら河原の土手を歩くような、どこかセンチメンタルな気分にさせられる。 特に最終曲「エブリデイ・モーニン」は一日の終わりのようで、はたまた新しい一日の始まりのようで、緩やかに聴く者の背中をポンと押してくれる一曲だ。 ![]() この新作にはCDの他にも「ホニャララの本」というブックレットが付いており、メンバーへのインタビューや対談、グラビア写真、自身による曲解説など、盛り沢山な内容。 <週刊スピリッツ>でも漫画「団地ともお」を連載中の人気漫画家、小田扉による「マンガ・サケロック」は必見。 最近よく聴いているもの サケロック 『ホニャララ』 ry01
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